元女子アナの宅録レッスン

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ナレーション整音せずに納品案件は、果たして楽なのか?

こんにちは!元局アナで現在宅録ナレーターをしていますもよです。

 

2019年から宅録を始めて 現在700件以上納品しています。そのほとんどは、整音して納品しています。現況 宅録をするうえで 整音ありきのこととなっています。 

 

そんな中 数件整音なしで納品という仕事を受けました。

 

初めて 整音なしでと言われた時は 「なんて楽なんだ!ラッキー!」と意気揚々納品しました。ところが!整音なし案件を納品すると

 

ノイズや音質のことで たくさんの指摘があり リテイクとなりました。

 

そうなんです。整音を私がやらない→音のプロが整音をするということなんです!

 

音を熟知しているプロが聞くのですから 当時の私の音質 ノイズに きっとあきれたかもしれません。

 

ただ音のプロなので、リップノイズなどはエフェクトでなんとかはしてくれます。重要なのは音質。

 

いい音質とは、できる限りホワイトノイズが入らず、クリアな音で、反響がないもの。

 

とはいうものの リップノイズ入りまくりのナレーションだとエンジニアの方もきっとため息つくだろうと思うので 整音不要案件は 音質だけでなく リップノイズ 吹く音などに細心の注意を払って録音する必要を感じます!

 

ここからは余談です。

 

この痛いリテイク経験を2回し そこからです。

 

私は音質について猛烈に勉強し改善し、吹く音やリップノイズに細心の注意を払っています。

 

まずは 反響音対策

 

音質については反響がないようにリフレクションフィルターを購入。

こちらが購入したリフレクションフィルターです。

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その他にもマイクと口元との距離感、マイクの角度など 試行錯誤し 徐々に音質を上げていきました。

 

ホワイトノイズは低く

ホワイトノイズの入り具合が低くなるよう環境を整備していきました。

 

リップノイズが極力入らないように

 

・吹いた音がないか何度も聞いてチェック

・リップノイズが入っていないかチェック

 

このようなことを徹底して行っていきました。

 

同時に受講生さんの音声チェックで 自分ではない方の音声も繰り返し聞くことでノイズを聞き取る力を養いました。

 

先日 ココナラで久しぶりに自動音声の注文がはいったので、自分のサンプルを聞いたところ、愕然としました。ノイズがやたら入っているんです。

 

当時 このボイスサンプルを作成したときは これが最善だと思っていたのに 今は自分にダメだしです。でも 聞く力が向上したということなので よかったとしました。

 

宅録ナレーターが増えているので、私が始めたころより、音質もよりいいものが求められる傾向にあります。単価を上げていくには、読みの技術とともに音質向上もしていく必要があると痛感しています。

 

海外のプラットフォームのいくつかでは 使っているマイクやオーディオインターフェース、音声編集ソフトを記入する項目があり、さらに整音前の音声ファイル提出が求められました。読みの力量の審査だけでなく、音質の審査もあるということです。

 

今後 日本でも このような傾向になっていくだろうと私は思っています。

 

ノイズを聞くには、モニターヘッドホンは必須です。ノイズを聞き取り音質を上げていきましょう!

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